TOYOTA DREAM CAR CONTEST

360 Degree Panoramic Animation

360 Degree Panoramic Video for the winner of President Akio Toyoda Award,
毎年TOYOTAが主催しているトヨタ夢のクルマアートコンテスト(http://www.toyota.co.jp/jpn/events/dreamcar/)。
その第10回目で、社長賞に輝いたカンボジアの女の子(6歳)に授与する副賞の企画と制作をしました。
以下はその女の子が絵に込めた物語です。

周りの人と友達になることが大好きです。だから、愛と友 情に満たされた車を描きました。
車は真心で動き、子供達が健康でいられるように食べ物 を作り出します。
大きな魚と小さな魚がいて、渋滞が見えて くると小さな魚たちは大きな魚から抜け出すことがでてき ます。
太陽と虹も子供たちと友情を育むことができます。

※Google Chromeブラウザか、スマートフォンのYoutube公式アプリを使わなければパノラマ映像の視聴体験はできないのでご注意ください。
​​​​​​​
Director : Takuma Nakata
メイキング
このパノラマ映像の制作にあたってCINEMA4Dを使用したので、その制作フローをここに記録しておこうと思います。
以下自作したサンプルです。

制作にあたっては、以下のサイトを参考にしました
このページにも書いてあるのですが、Cinema4dでパノラマ映像を作る方法は2つあるそうです。1つはvrayを使った方法で、これであればパノラマカメラがデフォルトでついてるそうなので簡単らしい。ただvrayを購入しなければならずコストがかさむので却下。なので、今回は全反射マテリアルを貼り付けた球体のテクスチャを書き出すという、このページに全手順が書いてある方法で実行しました。

<セットアップ>
⑴まず適当なシーンを作ります。360度なにかが置いてあるシーンであればなんでもいいです。
⑵シーンの中央に球体オブジェを配置します。この時、球体の大きさはなるべく小さくする(1cmとか)。
⑶新規マテリアルを作成して、反射にチェックを入れます。他は外しちゃってください。この時バージョン毎に反射の設定がどうも違うみたいですが、R17の場合は反射>デフォルトスペキュラ>タイプ:鏡面反射(レガシー)>表面の荒さ0%、鏡面反射強度100%でうまくいきました。このマテリアルを⑵で作った球体に適用。
⑷次に⑵で作った球体を右クリックしてコンポジットタグを適用。コンボジットタグの「カメラから見える」とか「透過から見える」とかの「見える」の類を全部外します。影も外します。この球体はカメラの代わりなので、レンダリング結果に映り込む必要がないからです。
これで、試しにプレビューすると描画結果から球体が消えているはずです。セットアップはここまで、次はレンダリングに入ります。

<レンダリング>
今回Cinema4dのデフォルトのレンダリング機能は使いません。中心に置いた全反射球体に写り込んだ画像を書き出すため、テクスチャの焼成という機能を使います。これにより、下図のような球体から見えている360度すべてが写り込んだ画像が手に入ります。
⑴全反射球体を右クリック>CINEMA4Dタグ>テクスチャの焼成を選択します。
⑵テクスチャの焼成の設定を行います。
[タグ]
ファイル名をクリックし保存先を選択します。
フォーマットは今回pngにしました。テクスチャとして書き出すので、動画フォーマットは使えません。
自動サイズにチェックが入っている場合はそれを外します。
代わりに幅と高さを設定します。
上のサンプルは4000 x 2000で書き出しました。2:1比率であれば問題ないはずです。
[オプション]
鏡面反射以外のすべてのチェックを外します。
[詳細]
現在のレンダリング設定にチェックを入れるか、任意で開始時間と終了時間を設定します。フレームレートも任意で(映像の場合24とか30が妥当かな?)。
テクスチャタグに、全反射球体オブジェから鏡面テクスチャをドラッグアンドドロップします(マテリアルマネジャーからではなくオブジェに適用した方を持ってくる)。
これで一通りの設定は終わり!!
[オプション]に戻りプレビュを押します。しばらくするとプレビュボタンの下に、画像が表示されるはずです。ここで画像がちゃんと出ればOK。もしでなかった場合はなにかが間違っているので手順を遡ってチェックしてみてください。
⑷あとは書き出しを行うだけです。焼成をクリックすると書き出しが開始します!!!

ちなみにこの書き出し、CINEMA4Dデフォルトのレンダリングと異なり、レンダリング時間やレンダリング結果がプレビューされません。唯一出てくる情報は、CINEMA4D全体の画面左下に表示される「テクスチャをレンダリング…」というのと、経過時間だけです。なのでかなり余裕を持ってレンダリングを始めることと、逐次保存されていく連番画像をチェックしておくことをオススメします。​​​​​​​
今回映像を製作してくださったMakotoさんは、1枚あたりにかかる時間を記録し、そこから全フレーム分のレンダリングにかかる大凡の時間を算出してました。ちなみに自分のmac book pro retina mid 2012では、サンプル動画の書き出し(1秒24フレ)だけで12時間近くかかりましたLOL



最後に、youtubeにこの動画をアップロードする方法も記載しておきま

⑴まず動画にしなければ始まらないので、AEか何かで連番画像を動画に変換します。この時quicktimeのH264で書き出そうとすると解像度が勝手に2000pxまで下げられてしまうので、ProResや他のフォーマットで書き出しましょう。

⑵次のリンクからyoutube公式のパノラマ映像用メタデータ書き込みアプリをダウンロードしますhttps://github.com/google/spatial-media/releases/download/v2.0/360.Video.Metadata.Tool.mac.zip(クリックしたらすぐダウンロードされるのでご注意ください)。

⑶ダウンロードされたzipを解凍し、360 Video Metadata appと名前のついたフロッピーディスクみたいなアイコンのアプリを起動します。
⑷Openをクリックし、先ほど書き出した動画を選択してください。

⑸一番上の、My Video is Spherical (360)にチェックをいれます。

⑹Inject metadataをクリックし、メタデータが書き込まれた動画の書き出し先を指定します。ファイル名も指定できますが、自分はデフォルトでついてる_injectedという名前がわかりやすいのでいつもそのままにしています。

これで、メタデータの書き込まれた動画ファイルができました。
あとは、これを普通の動画をアップロードするようにYoutubeにアップロードするだけ。
少し時間はかかりますがパノラマ映像としてGoogle ChromeやスマートフォンのYoutube公式アプリなどで視聴できます。

以上!!Good luck!!

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